第一回で解説した「Twitterマーケティング①特徴と運用」に続いて、いよいよその手法について解説します。
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Twitterを活用した主な3つの手法
Twitterにおける3つの主なマーケティング手法について、それぞれの特徴をご紹介いたします。
1.企業アカウント運用
1つ目の活用方法は自社のTwitterアカウントを運用する手法です。
企業のTwitterアカウントから継続的に情報発信を行い、ツイートやTwitterユーザーとのコミュニケーションを通してブランディングやプロモーション、フォロワーの獲得を目指します。
メリット:コアなファンとフィードバックを得られる
ツイートを通してユーザーと良好な関係を構築することができれば、自社のブランディングが出来るうえに、従来のマーケティング方法で得たファンと比べて遜色ない、あるいはそれ以上に根強くコアなファンとなりえます。
さらに、多くのフォロワーを得ることができれば、低コストで効果的なプロモーションを行うことができるだけでなく、フォロワーからの意見やフィードバックによる製品・サービスの改善を行いやすくなるなど、企業にとって多くの恩恵を受けることができるでしょう。
それだけではなく、コアなファンとなってくれたユーザーは、製品やサービスについての感想をブログなどの自身の持つメディアで紹介してくれるなど、製品やサービスの売上や品質向上に大きく貢献してくれることも期待できます。
もちろんアカウント開設もツイートも全て無料で行う事ができるため、さっそく活用したいですね。
デメリット:ある程度の知識で、成果が出るまで時間がかかる
ある程度のフォロワー数を確保しなければ効果的なマーケティングを行うことができません。
十分な数のフォロワーを獲得するのに時間が掛かってしまう他、フォロワーを集めるためのツイートを継続するためにはマーケティングノウハウが必要になります。
一方で、Twitterは拡散力の高さが特徴ですが、それに伴って「炎上」しやすいSNSでもあります。
過激な発言や誹謗中傷を始めとした好ましくない内容のツイートをしてしまうと、拡散性の高さ故すぐ「炎上」につながってしまいます。
そのため、Twitterアカウントを運営する際には正しいネットリテラシーとコミュニケーション力が必須になります。
2.広告の活用
2つ目の活用方法はTwitter広告を活用する手法です。
Twitterでは公式で、複数種の広告と配信方法が提供されています。
従来の広告方法と比較して、より詳細な設定とターゲティングができる点が特徴で、多数かつ幅広いTwitterユーザーの中からPRしたいターゲット層により精度よく情報をリーチすることができます。
メリット:狙ったターゲットに的確に広告を配信できる
Twitter広告では、文字だけでなく画像・動画など、複数の広告フォーマットを選択することができ、ターゲティングも細かに設定することが可能です。
ユーザーの性別や年齢をはじめ、居住地域や趣味・嗜好といった情報からアプローチしたいターゲット層に的確に広告を配信することができます。
さらにTwitterには、広告をクリックさせるためのCTA(Call To Action)も充実しており、ユーザーの次の行動を促しやすくなっているのも特徴です。
CTAの設定によって商品やサービスの情報を表示したり、ホームページや商品・アプリの販売サイトといった外部サイトへの誘導を行うこともでき、広告を見たユーザーの行動を促しやすくなっています。
また、Twitter広告がリツイートされてさらに拡散されても、広告の目的コンバージョン以外の費用はかからないというメリットもあるため、工夫次第で広告の費用対効果を大幅に向上させることができます。
「オートプロモート」という機能もあり、こちらは運用コストが月額定額制で、ツイートが自動的に広告として配信されるため運用管理が容易です。Twitter広告を少ないコストと労力で利用することが可能です。
デメリット:結果を想定することが難しい
Twitter広告の配信枠は同じ枠での広告配信を希望している競合他社とオークション制で取得することになります。
人気のある枠は入札額が高くなりがちで、広告の配信頻度が多いほどコストも高騰します。希望する広告配信枠・頻度によっては競合との入札により想定以上に広告配信に費用が掛かってしまう場合もあります。
また、広告効果を最大化させるためには広告効果の分析と検証が必須となります。社内にTwitter広告についてのノウハウが無い場合、改善点を見つけることができず費用対効果を高めることが難しくなってしまいます。
その場合は広告代理店などに依頼してTwitter広告を運用してもらうことも選択肢としてありますが、中間マージンが発生するためさらにコストが必要となることにも留意しておきましょう。
ただし・・・これからイチから学ぶには、一定の時間が必要です。
信用できる情報かどうか、検証する必要があるほか、「自分達にあった方法」を探すのに数週間〜一ヶ月以上の時間が掛かるでしょう。
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3.インフルエンサーの起用
3つ目の活用方法はTwitterにおいて影響力が高く多くのフォロワーを抱えている人物を起用したインフルエンサーマーケティングです。
メリット:高い訴求力かつ、広告感を抑えた自然なPRが可能
Twitterを活用したマーケティングではフォロワーの数がマーケティングの効果に大きく影響します。
自社の企業アカウントに十分な数のフォロワーがいない場合でも、Twitterで人気のインフルエンサーを起用することで、そのインフルエンサーが抱える数万人~数十万人、あるいは数百万人という膨大な数のフォロワーに高い訴求力で情報を届けることが可能です。
また、TwitterインフルエンサーのツイートによるPRのため、一般的な広告と比べて広告感を少なくして製品やサービスをPRでき、消費者から受け入れられやすいのも大きなメリットとなります。
さらに、自社のターゲットとしているユーザー層をもつインフルエンサーを選択することで、短期間かつ効率的にマーケティング施策を展開することができるのが特徴です。
デメリット:効果に比例して費用が掛かる
人気Twitterインフルエンサーを起用する際のデメリットはそのコストの高さです。
フォロワーが多く影響力が高いインフルエンサーほど高いマーケティング効果が期待できますが、一般的に人気が高くなるほどインフルエンサーへの報酬など必要となる費用が高くなります。
インフルエンサーへの報酬計算には「フォロワー単価」という指標が用いられることが多いです。フォロワー単価とは、「インフルエンサーのフォロワー1人当たりの金額価値」のことで、インフルエンサーのフォロワー数が大きくなる(影響力が大きくなる)ほど、費用も大きくなる形になります。
例えばインフルエンサーのフォロワー数が1万人、フォロワー単価が2円であれば、1万人×2円=2万円のような計算になります。
どういった手法でTwitterを活用するかきちんと見極めて、Twitterマーケティングを成功させましょう。
引き続き・・・
引き続き、Twitterマーケティングについて学びましょう。
第3回では、成功のポイントについて解説しています。
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